風俗業の独立・開業・稼ぎ方

「風俗業」の独立・開業・稼ぎ方

 

今回は風俗業の独立・稼ぎ方について書いてみようと思います。

風俗業の開業には主には警察署へ営業開始届出書と営業方法の届け出が必要になります。

特に営業方法の届け出は細かい注意が必要で営業時間や営業場所・サービス内容・18歳未満の雇用禁止・

年少者を雇用しない方法・広告宣伝の仕方など様々な項目を要求されます。

書類手続きが苦手な人であれば数万を支払ってでも行書に依頼する事を検討しても良いかと思います。

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風俗業とは言ってもソープからヘルス・ピンサロやデリヘル等様々ですが最初に風俗業で低資金で独立を

考える人の中にはやはりデリヘル開業者が一番多いかと思います。資金を抑えれば100万円台から

開業可能だからです。必要な物と言えば警察署への届け出や女の子・待機場所の物件や電話機・車・HPなど

比較的揃えやすいものが多いのも人気の理由の1つかと思います。

中には援交デリヘルと呼ばれる形態で携帯電話1本で自治体への届け出もなくデリヘル業を行っている人も

います。女の子の確保は出会い系サイトやネット掲示板から応募を募り女の子を客に派遣し収入を折半するような

方法のようです。ですが長く風俗業を運営していくのであればしっかりと自治体に届け出た上で健全に取り組む

方が良いでしょう。

まず風俗業で苦戦するのは物件探しです。中には風俗業を偽って物件を借りる人もいるようですが

後々に契約違反で大家と揉める事があるのできちんと申請をしておきたい所です。風俗業の届け出の際に

大家の印鑑証明書や賃貸借契約書が必要な場合も多いので無断で届出をする事は困難です。

物件については路面店にするよりはむしろ空中店舗や地下店舗営業の方が風俗業に向いていると言えるでしょう。

顧客や風俗嬢のプライバシーの問題もあり路面店には入りずらいという客層もいます。また空中店舗や

地下テナントの方が当然賃料は低くなる傾向がありますのでコスト面でも有利に働きます。

またソープ等を除きピンサロやヘルス等は特に低~中所得者層が利用する事が殆どです。風俗を利用する

顧客側の傾向としては飲食の路面店等のように衝動的に入るというよりは、むしろ容姿が好みの女の子や

話が合う女の子の在籍する店舗へ計画的に出向く傾向があります。その為店の視認性や人通り人数等は

テナント選定にはあまり考慮する必要がありません。それであればその分広告費に投入した方が集客には

結び付くかと思います。駅から少し離れた店舗や空中テナントでも十分に開業は検討できるでしょう。

風俗業テナントは誰も一般の入居者が付かないような築年が古い物件を選ぶ事になるケースも

多いものです。特にデリヘルの場合は物件は待機所ですので外観や築年数は特にこだわらなくても良いでしょう。

待機所の場合は出来れば間取りが広めの部屋を借りるべきです。女の子の待機場所は広いほうが女の子同士の

ストレスも緩和されますので最低でも2Kくらいの部屋を借りれたほうが良いかと思います。

またデリヘル物件は特にラブホテル街近くのほうが良いでしょう。交通費も軽減されますし認知されやすい

利点もあります。またスタッフの配置ですが男性スタッフも1人は雇用する事が理想的です。

女の子側としても相談事があってもなかなか経営者に直接話しずらい事もありますので人を間に噛ませる

必要があります。しかしその男性スタッフ選びにも注意しないと売り上げの持ち逃げや違法売春・

女の子に手を付ける等の行為に及ぶ事がありますので常に注視しておかなければなりません。

また風俗業の場合に苦戦するもう一つが広告宣伝です。普通の業種であればHPやネット経由・新聞や

週刊誌などで大々的に広告する事も可能ですが風俗業であるだけで規制がかかってきます。

特にネット経由でもプロバイダから規制がかかる事もありますし雑誌や週刊誌でも風俗業広告不可の

媒体もあります。そのため広告費が高額になる事も多く1ページ広告を掲載するだけで数万円の広告費が

かかる場合も少なくありません。素人の女の子を集めるのであればキャッチをしたり女性週刊誌や女性誌で

募集を募る方法が一般的かと思いますが素人の女の子は離職率が高かったり違法売春に移行していく可能性も

高いのでしっかりと監視する必要があります。

いずれにしても営業開始してから軌道に乗る・乗らないを左右するのは容姿性格共に良質な女の子を

集められるかどうかにかかってきます。容姿はもちろんですが長く続けられるか・お客さんとのコミュニケーションの

上手さ・ドタキャンがないか・割り切れる性格など色んな要素が要求されます。

また仕事のきつさや給与面でも不満が出て他の店へ移動する女の子も出てきますのでその都度不満を解消

してあげる働きをスタッフ側が見せてあげる必要があります。特に女の子の人件費は風俗業のコストの中でも

一番占める割合が高いコストですので慎重に検討していく必要があります。

ですが結果的には大抵は女の子は何かの都合で別業種に転職したとしてもやがて風俗に戻ってくる傾向が

あるかと思います。やはり短時間で数万稼げる職の味は一度味わうと中々抜けられるものではないからです。

また開業当初から売上げが軌道に乗る事は少なく知名度やリピーターが付くまでに最低でも半年は

必要です。その為ケースによっては開業当初から長時間営業の店にするのではなく例えば18時~3時

にしたり週末だけ営業時間を拡張する等、ある程度時間配分を工夫していく必要があるでしょう。

風俗業の売上げに関してはその種類により大きく収益の構造が変わってきます。例えばピンサロであれば

時給制を敷いている店舗が多いのに対しソープ等であれば完全歩合制の店舗もあり、自分がどのような

店舗を運営していきたいのかにより考え方も変わってきます。

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風俗業の売上げ

一番メジャーなピンサロの売上げを想定してみると2人掛ソファー10席の店舗だとして店舗坪数が15坪。

嬢の控え部屋の広さが4坪とすると合計で19坪のテナントとします。

坪8千円の地下店舗だとして賃料は月15万2千円。営業時間は昼の12時~終電時間の夜中1時までとすると

13時間営業。早番4名体制で遅番5名体制の合計9名体制としピンサロ嬢1人の1日の接客人数が10名程度

という統計を元にすれば来店客数1日90人。昼12時~18時の客数が35名・18時~1時までの客数が

55名とします。フリーで4000円として指名料込で6000円の店舗だったとして平均客単価が5000円

とすると1日の売上げは5000円×90人=450000円の売上げ(土日集客アップは考慮せず)。

女の子の人件費はピンサロは時給+歩合がほとんどな事から時給2500円+歩合と計算します。

歩合はフリーが500円で写真指名が1000円と仮定。90名の客の内の40名が写真指名と考えると

(2500円×9人×13時間)+(500円×50人)+(1000円×40)=357500円が1日の

女の子の人件費。男性スタッフの人件費が8千円×男性2名体制とすると16000円。

357500円+16000円=373500円が1日の店舗の人件費になります。

450000円-373500円=76500円の利益。30日営業とすると2295000円の利益と

なります。テナントは坪8千円として19坪で月15万2千円の賃料。広告費が求人広告と営業広告を合わせて

月に30万円と仮定。通信費が月2万円。光熱費は薄暗い店舗で調理はなし、ドリンクもパックの烏龍茶程度と

すると女の子の待機スペース以外はあまり経費はかかっていないとすれば諸経費は売上げの3%と仮定し

7万円程度とします。

2295000円ー152000円-300000円-20000円-70000円=1753000円の

月の営業利益が見込める事になります。その他にも開業時にはテナント保証金・前払い賃料・机・ソファー・

電話・PC・HP制作費等の経費も見込まなければなりません。

数字だけを見れば風俗業は利益が出やすい業態である事は言えるかと思います。

もちろんピンサロではなく完全歩合制の所であれば歩合給が全く変わってくるでしょうし

出張形式であれば移動費等も考慮しなければなりません。また風俗業と言うと私達の知らない部分で

色々な筋の方々との関係もあるかと思いますので利益が丸ごと懐に入るかと言えばそうとは言えないのかもしれません。

特に風俗業は人件費が鍵を握りますので時給制の店舗であれば当然に時間あたりの集客数を増やす事が利益を

底上げする事に繋がります。また店舗の集客数によって人件費と売上げのバランスを調整していく工夫も

必要になるでしょう。またそれ以上に難しい事が風俗嬢のサイクルです。風俗嬢は長くても3年程度で

退店する事が多いかと思います。また人気嬢が退店すれば当然に固定客も去っていきます。その都度質の良い

人気嬢を確保していく事は困難な事でしょう。バランスの取れた嬢を1店舗に常時数名確保しておく事は

人件費を考える以前の問題として想像している以上に難しい事なのかもしれません。

簡単に風俗業とは言っても奥が深い商売である事は確かなようですね。

それでは今日はこの辺で。

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