ラーメン屋の独立・開業・稼ぎ方
「ラーメン屋」の開業・開業・稼ぎ方
今回はラーメン屋の開業・稼ぎ方について書いてみようと思います。
飲食店開業者の中で未だに一番人気なのはやはりラーメン屋ではないかと
思います。ラーメン自体の虜になる味・原価率の低さ・開業のし易さなど
確かに独立開業して人気店になる夢を持つのもわかるような気がします。
しかしそれだけに競合店が多いのも事実であり5年以内に閉店をする
ラーメン屋も多いものです。
ラーメン屋の開業には特別な資格なども
必要ありません。強いて言えば他の飲食同様、食品衛生責任者の資格
くらいでしょう。資格とはいっても講習に参加すれば取得できてしまうような
ものなのでそう難しく考える必要はありません。またラーメン屋は駅近くの
店舗に構える必要もありません。少し離れた路地裏でも十分勝機はあります。
それはラーメン自体の味に秘密があり多少駅から離れていようとも一度
リピーターになればその味を求めてお客さんが来てくれる舌に残り易い
味の特色や利点があります。またラーメン屋は以前はあるお店で5~10年
修行を積んだりとかのれん分けのために多額のお金を支払うという慣習が
続いてきましたが現在ではそのような慣習は淘汰されつつあります。
有名店でさえ自店のレシピを公開している事などもあり調理方法さえ
オープンになりつつあります。これもネット普及等の影響かと思いますが
それだけラーメン屋開業のハードルは低くなっていると言えるでしょう。
原価率が低いと言われるラーメン屋ですが具体的には使用する具材等にも
よりますが一杯200円前後の所が多いように思います。仮に700円の
価格設定だとしても1杯の売り上げで500円前後の利益になりそうです。
これを1日50杯売り上げれば25000円。25日営業だとすると60
~70万前後の売り上げになるでしょう。その他にも家賃や備品代・ガス・
電気・水道・人件費等も考えなくてはなりませんので実際にはそれ以上の
売り上げが必要になってくるでしょう。また今までにラーメン屋で修行
した事が無い人にとっては仕入れ調達は自分で開拓していかなければ
なりません。
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FCに加盟する人もいますがロイヤリティを考えると
やはり自分でルート開拓してしまったほうが後々に楽になっていくように
思います。また開業資金ですがよく開業本なんかを見ると500万~
1000万必要みたいなノウハウ本はありますが実際に最初の開業で
そこまでお金をかける必要はありません。1等地である必要もないし
什器設備にそこまでお金をかける必要もない。面積だって10坪も
要ありません。家賃6万円6坪で十分です。設備も中古で十分なんです。
もちろんリース期間が短かったり寿命が近いような設備の買取には
注意しなければなりませんが店舗は居抜きで十分だし設備だって
譲渡料無料の契約を選択すれば良いんです。トータルでも100~
150万円あればラーメン屋は回転できます。内装など凝りたければ
資金確保できてから凝っていっても良い訳です。
また具体的に目指す来店客数に関しては一日100名を目指したい所ですね。
100名のお客様が来るラーメン屋であれば安定した味で造り続ければ
客観的に見ても繁盛店と言えるでしょう。もちろん仕込みも大変になりますが
そのくらいの来店客数があれば人件費を費やす事も難しい事ではありません。
また今後ラーメン屋を開業するのであれば無視できないのは女性客の取り込み
です。ラーメン屋というとどちらかと言えば男性食のイメージが強いもの。
店内も衛生的と言えないようなお店も多数存在します。内容や雰囲気に注意する
事はもちろん清掃も行き届いていなければなりません。またメニュー造りも
女性を意識したものを提供しなければなりません。低カロリーなもの・
ヘルシーな食材・野菜中心のメニュー・油を控えめにしたラーメンなど女性客が
今までラーメン屋を敬遠していた理由も追及するべきでしょう。最近で言えば
鶏白湯のスープ。鶏白湯とは鶏ガラを強火で煮込んだスープです。今までの
ラーメンと違いあっさりとしていて甘味と旨味が感じられるこのスープは
女性客の間でも新感覚のラーメンとして受け入れられたようです。今までの
男性客メインの集客だけではラーメン戦争を勝ち残る事はできないのでしょう。
いずれにしてもラーメン屋の利点は味で勝負できるという事。他の飲食では
意外に立地に左右されたりとか価格で勝負している所等もありますが
ラーメンに限っては多少距離があっても本当に旨ければその店に足を運んで
しまうものです。絶え間ない味の追及がラーメン屋成功の鍵となるとは思い
ますかいかがでしょうか。それでは今日はこの辺で。
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