ヨガインストラクター・ヨガスタジオの独立・開業・稼ぎ方
ヨガインストラクター・ヨガスタジオの独立・開業・稼ぎ方
今回はヨガインストラクターの独立・開業・稼ぎ方について書いてみようと思います。
ヨガインストラクターとは日本に入ってきてからまだ10年ちょっとの職種でヨガのスクールジムや
スポーツジム・ヨガ教室・フィットネスクラブなどでヨガの呼吸法やトレーニングポーズを教える仕事です。
また生徒たちへの練習メニューを構成したり1人1人のレベルに応じたカリキュラムを作っていく
事もあります。ヨガ自体の種類も豊富でマタニティヨガ・パワーヨガシバナンダヨガ・沖ヨガ・インテグラルヨガ・
アイアンガーヨガ・ラージャヨガ等たくさんの種類があります。
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ヨガインストラクターとして独立をしようと思えば特に免許や資格は必要なく
誰でも教室を始める事ができます。しかし教室を運営していくにはそのインストラクターの経験や知識が
求められます。ヨガインストラクターになるには独学で学ぶかヨガ教室等のインストラクター養成講座を
受ける・通信講座を受ける等の道があるかと思います。また養成講座や通信講座を修了したとしても
最初からインストラクターとして活躍できる人は少なくアシスタント等から修行していく人も多いです。
スタジオによってはその養成学校での成績上位者しか取らないスタジオもあるのでどの学校が良いかは
事前にスタジオや関係者にあたってみる事をお薦めします。ヨガスタジオではPrana Power・UTL 代々木や
ヨガジャヤ等が有名です。
インストラクター雇われは低賃金
またヨガに限らずインストラクター全てに言える事かと思いますがそのインストラクターの個性やキャラクター・
ヨガへの情熱が生徒たちを引っ張っていく傾向が強く、人気のインストラクターとそうでない人の差が出やすい
職業でもあります。ヨガのインストラクターになるからにはやはり勤めでは面白くありません。ヨガの
インストラクターは求人倍率も高くその上安月給の場合も多いです。大卒の初任給にも届かない所が
多いでしょう。そのくらいスタジオ運営側の利益になってしまう部分は多く、雇われインストラクターは
正直あまり報われない事も多いかと思います。ヨガインストラクターが独立した場合の収入は当然その
レッスン料になる訳ですがその単価は1時間から1.5時間のレッスンで2000~4000円程度が一般的。
月謝制で10000~15000円くらいの金額を取っているヨガ教室が多いでしょう。
人気インストラクターにもなれば1本1万円くらい取る人もいますがそれは特別で、特にヨガ自体に
ボランティア的な世界観があるのであまりに高額な料金体系でも人が集まりにくくなります。
また固定のスタジオを毎日借り切って独立する人もいますが曜日単位や時間単位で貸してくれるスタジオも
あるので副業形態での独立も検討できるかと思います。また自宅でも極端な話ヨガマットがあれば開業は可能です。
自宅開業が難しくスタジオを借りるのも難しい場合には公民館や公共施設の空きスペースを検討してみても
良いでしょう。
またヨガインストラクターで注目されるのはその呼吸法やポーズになりがちですがなぜそのポーズが体にとって
良いのかといった科学的な根拠を説明できるインストラクターは少ないもの。インストラクターとして両面から
知識を蓄えておく事も重要です。またその生徒さんたちもなぜヨガをやるのかという目的が異なります。
ダイエット目的でやる人もいればメンタル目的でやる人・美容目的でやる人もいれば健康促進でヨガを始める人も
います。当然インストラクターとしてはどの目的意識の生徒さんにも対応できるような知識が求められてきます。
ヨガのチャンスは地方に
またヨガは対面で生徒さんと体で教えるものでありクチコミが広がり易い職種でもあります。
単純な言葉になってしまいますが1人の生徒さんと真剣に向き合っていればクチコミで集客がしやすい
職種とも言えるでしょう。また生徒さんと目的意識を共有する事で継続して教室に通ってもらえるという
利点もあります。その為には技術的な事だけでなく普段からの生徒さんとのミュニケーションも
必要になってくる事は言うまでもありません。
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また開業場所については都心部ではスポーツクラブやヨガ教室・ピラティス等は飽和状態です。
地方にはヨガ教室はまだまだ少ないのが現状。住まいを変える覚悟があるのであれば地方で教室を
開業するのもチャンスが広がるかと思います。ヨガ教室が多い順に言えば東京・大阪・愛知・福岡・神奈川
が多いのですが地方にはヨガ教室を見つけるのが難しい地域も沢山あります。ですがもちろん地方まで
ヨガの名は浸透していますし始めてみたいと感じている人も多くいるでしょう。ニーズは拠点を変えるだけで
まだまだあるように思います。しかし地方部で都市部ほどヨガが浸透しにくい理由の1つとしてやはり
地方や田舎の人はお金を落とす事に対して都市部より慎重になる傾向というものがあると思います。
特にヨガなど効果が実感しにくいサービスに対してはより懐疑的に見る部分があるのかもしれません。
一度周囲の人間や仲間から良いという評判が広がればあっという間に広がるのですがそこまで繋げる
事が難しいものです。
そのためヨガを始める事により体にどのような効果が実感できるようになるのか、無料レッスンや定期的な
講義を通じて改めてヨガの必要性を説いていく努力は必要になってくるでしょう
テーマを絞る事で差別化を
また都市部で始めるにしてもヨガを更にテーマを絞って始めるのも
面白いかと思います。例えば有名なのがフェイシャルヨガ。顔の筋肉をヨガを通して鍛える事によって
小顔や美顔を目指すものです。 先述したように一言にヨガといっても通常のヨガ教室では1人1人の
目的とする所は違うものですが、テーマを絞る事により集まる生徒さん同士の意識も共有できますし
コミュニケーションも生まれやすく継続しやすい教室になりやすいかと思います。
また料金体系でいえばヨガ教室にはチケット制と月謝制の2種類が主な所です。ヨガに通う女性は20代~
中高年に多く主婦層もいる事を考えれば好きな時間帯に通いやすいチケット制のほうが喜ばれるでしょう。
また定額月謝で通いたい放題の料金体型も面白いかもしれません。お子さんがいる生徒さんも多いので
教室には子連れで来れるようにキッズスペース等を確保しておくのも良いかと思います。プランも
集団レッスンとプライベートレッスンの両方を併用したり基本的なヨガ・骨盤修正・姿勢の改善など
幾つかのプランの選択制にする等、この教室であれば希望のレッスンを受けられると感じさせるような
窓口を用意してあげる事も必要です。
またせっかく広告を打ち出して生徒を集めたとしてもその生徒が固定客になるまでが難しいものです。
ヨガは効果の実感を感じられるまでに脱落してしまう人が多いもの。数週間で辞めてしまう生徒さんも
少なくありません。リピーターの確保がヨガ教室の一番難しい部分であり成功の一番重要な要素でもあります。
また個人で小規模で開業するのであれば最初のうちは広告費をあまり投入できない事も多いので
尚更口コミやリピーターの確保に力を入れる必要があります。ヨガに限らずインストラクター系教室で
生徒さんが離脱してしまうのはもちろん幾つかの理由もありますが、大きな理由として生徒さんとの距離が
縮められなかった事が挙げられます。例えば少し職種は違いますがラ○ザップ等は生徒さんが食事メニュー等も
毎回インストラクターに食事画像を送り、そのメニューに対して毎回インストラクターがチェックを入れ
アドバイスを入れるという拘りがあります。生徒さんとの目的意識を強く共有する事に成功していると
言えるでしょう。ヨガで言っても普段から生徒さんとのコミュニケーションは欠かせませんし質問がなくても
こちらからフォローの連絡を入れる等、積極的に生徒さんと距離を縮め信頼関係を築いていく必要があります。
またヨガインストラクターを目指している人であれば言うまでもありませんが自分の健康管理や体型管理は
欠かさず行わなくてはなりません。インストラクター自体、高齢になればなるほど厳しくなりますし
時々ぽっちゃり系のインストラクターを見かける事がありますが正直目もあてられない気持ちになります。
インストラクターは飽和状態というネット記事を時々見かけるものですが個人的にそうは思いません。
それは地方の人口とそれに占める教室やスタジオの割合を見れば明らかな話。拠点やヨガの方向性を変える事で
いくらでもチャンスは広がっていくように思いますがいかがでしょうか。それでは今日はこの辺で。
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