占い師の独立・開業・稼ぎ方

占い師の独立・開業・稼ぎ方

今回は占い師の独立・開業・稼ぎ方について書いてみようと思います。

占い師に運命を占ってもらった方というのは意外に多いかと思います。仕事運・結婚・恋愛・金運・健康など

人によって色々な悩みや自分で判断できない事はあるもので占い師に導いてもらいたいという人は

多いでしょう。テレビ等で活躍する人や○○の母など街角で繁盛している占い師まで沢山います。

占い師という職業は昔からありますが占い師になるには特に資格や免許が必要な訳ではありません。

極端な話自分が「今日から占い師を始める」と言えばその日から占い師になる事ができます。

民間資格で占い関連の資格はいくつかありますし集客に有利とか色々なふれこみはありますが

○○協会認定だからお客さんがたくさんくるかと言えばそれは関係ありません。占い師の集客は

むしろクチコミによる集客が集客を呼ぶ傾向が強く時間はかかりますが1人1人の評判が良ければ

繁盛占い師になる可能性は誰でもあります。

スポンサーリンク

また占いの種類は大きく分けて4種類に分類され「命・卜・相・霊」があります。命は四柱推命・

九星気学・数秘術・星座占いや動物占いなど、

卜はタロットや花占い・ルーン占いなど、相は手相占い・人相占い・風水や姓名判断、

霊は霊視・透視・ヒーリングなどが該当します。それぞれ特徴がありますがざっくり言えば

命と相は技術・知識的な要素が強く、卜と霊は霊能力やスピリチュアル的な力が占い師に求められると

言われています。占いの料金としては30分2000~5000円くらいが一般的でしょうか。

また時間制でなく分単位で料金を決める占い師や相談案件によって料金が異なる占い師もいます。

また相談相手の職種などによって料金を変える占い師も。例えば政財界や有名人・事業家などは

高料金を取るという人もいます。

占い師になろうと思えば占いショップや先生と呼ばれる人を頼って修行することが一般的です。

また派遣社員としてどこかの占いショップに派遣してもらい働く人もいますし占いチームに入って仕事を

もらう人もいるでしょう。また弟子入りやチームに入らなくとも自分で図書等を購入し独学で占いを

始める人もいます。今ではネットを始め情報収集には困らない時代ですので必ずしも他占い師に

頼らなくとも開業できるのが利点です。

また占い師の宣伝・広告としてHPやブログ・SNSなどを活用している人もいますが女性誌や

タウン誌に広告を打っている人は少ないです。占い師の評判は口コミで波及するものですから

あまり自ら広告をしていると占い師として腕がないのでは?と勘繰られてしまう恐れもあり

あまりに積極的な宣伝活動は逆効果を生んでしまう恐れもあるため少数派です。また占い師として

知名度が上がっていけば店舗やショップを出店せずにネットのみで相談を受け付けることで商売を

成り立たせる事も可能です。有名な占い師では占いをシステム化してしまいサイトやアプリだけで

放置していても毎月数百万の利益が入ってくる占い師もいます。そこまでいくのは至難の業ですが

占い師にとってそれだけ知名度は売上に直結するという事です。

また占い師の使う道具としては占いの種類によって色々とありますが タロットカードや万年暦・

方位盤や風水時計やロウソクなど自分の占いに利用するものを用意します。また不本意かもしれませんが

占いショップ自体の内装も雰囲気作りとして凝る人もいます。内装・占い師の衣装やグッズから出る

独特の雰囲気から説得力を醸し出している占い師もたくさんいます。グッズや衣装は占いショップなどで

販売もされていますがネットオークション等でも安価に入手することができます。

また占いショップの開業でテナントを借りるとしても占い師のテナントは低賃料の場所で十分。

通常の商売は賃料の高い1階店舗が理想的な所ですが占い師は逆に視認性の低い場所でひっそりと開業しても

クチコミが集客要素なので知名度や評判が良い占い師であれば顧客は来ます。また当然ですが占い師は

在庫も設備投資も必要ありませんし失敗したとしても撤退は容易です。リスクも低く利益率も高い商売

という事は言えるかと思います。

スポンサーリンク

先天的な能力は必要か

さて占い師という職業ですが流行る占い師の条件や要素は何でしょうか。やはりスピリチュアルの天才的な

能力が必要なのでしょうか。こればかりは未知の世界なので正解の回答は1つではないのかもしれませんが

占いというのは「統計学と心理学の後付け」という見方が一番濃厚かと思います。

いかに日本に1億を超える人口がいようとも人間はタイプ数十種類に分別されると言われ占い師を

長年続けていればその人の人相や喋り方・相談内容などで大体どのような部分がネックになっているのか・

問題点や改善方法・将来的な予測が占いをする前についてくるようになると言います。

しかしその時点で「あなたはこうしたほうが良い」「あなたはここが悪い」と言ってしまったのでは

単純に勘で言っているのでは?とか「適当に判断している」と勘繰られ素直に受け入れてもらえない事が

多いのです。そのためタロットカードや水晶などの占いグッズを間接的に挟み、予言やお告げとしての格好で

相談者にアドバイスを告げているというのが実際の所でしょう。実際、占い師は占いに入る前にその人向けの

アドバイスは心の中にすでに準備済みです。経験豊富な占い師であればあるほどその傾向は強く、会って5分で

的確なアドバイスを用意できているのが占い師です。たしかに相談者と占い師は初対面のことが多くお互い

相手の事はまったく知りません。まして人生相談のような重たいテーマを見ず知らずの人に相談する

訳ですからダイレクトに伝えても信じてもらえないのです。占いという未知の世界を間接的に挟むことにより

説得力を肉付けしてくれるツールや商売が占い師と考えて良いかと思います。

この事から考えればやはり占い師に必要なのは経験と勉強です。ビジネスでもそうですが1日に沢山の

商売人の相談に乗るコンサルタントは話をすればすぐにその人の性格や問題点や改善点を見抜くと言います。

成功したいのであれば多くの人の占い相談に乗って数をこなす事が近道と言えるでしょう。やがて

ある種一定のパターンというのが感覚で掴めてくると思います。意外にも繁盛している占い師に

他業種のビジネスで成功を収めた経緯がある占い師が多いのは、やはり占いにもビジネスノウハウが

存在しており、知名度の上げ方や集客方法等のマーケティングが確立されているからに他なりません。

また鑑定の説得力を肉付けするためにも自分が得意とする占い分野の勉強も欠かせません。知識の豊富さが

説得力を生むこともありますしベテラン占い師でも日夜勉強と考える人もいます。また相談者の中には

占い相談の分野とは違った系統の話に展開が進むこともあります。例えば夫からDVを受けているという

相談を受けたとすれば当然法律知識や一般常識も必要になります。若い人の相談に乗るのであれば

世間の流行なども把握しておく必要があるでしょう。

また相談者の目線に常に立つという事も大切です。特に占い師に相談にくるのは大半が女性。悩みや相談事を

持っている女性は話を聞いてもらいたいという願望が多いものです。占いをしてもらった後の顧客の満足感は

適格な占いやアドバイスの他にも、話を真剣に聞いてもらえたという部分から起因する所が大きいとも言います。

相談者目線で話を聞くという姿勢も後々の評判やリピーターに繋がる大事な要素の1つと言って良いでしょう。

占い師の売上げ・利益

占い師の売上げについて考えてみます。

まず1人の鑑定料が単価3000円と設定。客数6人として鑑定をしたとして日商は18000円。

25日営業で45万円の月商。テナントは空中で5坪で坪1万としても5万円程度。在庫も当然不要で

人件費もかかりません。タロット等の占いグッズはピンキリですが数千円程度で購入できますし

手相や人相等であればツールは必要ありません。諸経費としてPCやサーバレンタル代・光熱費程度の

負担は必要ですが微々たるもの。月40万円前後の営業利益は残る事になり数字だけを見れば占い師は

利益率が高い商売という事は言えます。

しかし当然開業当初はこのように上手くはいきません。知名度もなくリピーターも付いていない

占い師には顧客は付きません。占いは料金単価が高く、飲食店のようにフラッと衝動的に入るという

よりは、雑誌や口コミ等である程度検討してから来店するのが一般的です。開業当初は1日鑑定数ゼロ

という日も珍しくないでしょう。まずはいきなり専用テナントを構えて開業するというよりは、

知名度やリピーターのボリュームをある程度付けてから本格的に開業に踏み切る方がベターと言えます。

また職業柄、副業的に営業を続けていく事も可能な業態である事から他の本業で収入を確保しつつ、

隙間時間等で出来る限り費用をかけずに占い師として知名度を上げていく作業を継続していく方が

効率的でしょう。

例えば電話占い等であれば占い会社に所属すれば大きなコストはかかりませんしチャット占いで

あっても同様です。占い会社には鑑定料の30~50%のマージンは差し引かれますが、占いサイトで

知名度を上げリピーターを確保してから独立開業に踏み切る占い師もいます。他占い師とのしがらみは

あるものの、やはり既にアクセスボリュームがあるサイトに登録をしておく事は自分の知名度を上げる

意味でも手っ取り早く、無名な占い師からすればやはり活用を検討してみるのも良いかと思います。

また商業施設等に入っている占いの館などに入ってみるのも一考かと思います。どこかのショッピング

センターやモールビルに入っている占いの館を見かけた事がある人も多いでしょう。まず主には

数人の占い師が別ブースで鑑定を行っており、中にはある程度有名な占い師が所属しているケースも

有る為、新人占い師からすればその伝手で顧客を呼び込む事が出来る可能性もあります。またベテラン

占い師の鑑定を側で聞いておく事や、本人と会話を図る事で自分の鑑定スキルにも磨きがかかる利点も

あるでしょう。また顧客側の立場で考えてみても人の少ないビル内の占いサロンに1人で訪れるよりは、

何人かの占い師が鑑定を行っている明るい商業施設内のブースで鑑定を行ってもらう方がハードルが下がる

のは当然です。また自分で三等立地の人気の少ないテナントで開業するよりは、人通りが多い商業施設で

鑑定を行う方が視認性は元より集客には有利に働くでしょう。また占いの館の多くはそのテナント賃料や

光熱費などを負担してくれる所が多く、売上げの少ない新人占い師からすればコスト面でも助かる部分も

多いと思います。その分鑑定料の中から40~50%程度のマージンは差し引かれる事が多いものの、

リピーター確保や顔を売る期間と割り切ればそのコストも十分にペイできるでしょう。

ある程度リピーターや知名度が付いて来れば、その後は自分のフィールドで活動していく事が可能に

なります。シンプルな所ではHPやブログ・SNS等を通じて集客を図っていく事も出来ますし、

占い教室や協会を設立して固定の売上げを作っていく事も検討出来るでしょう。更には電話やチャット

占いサイトの構築等も検討してみると、多数の競合サイトがあるものの、月数百万円の売上げがある

占いサイトでは従業員数名で運営者はほぼタッチする事なく固定収入を得ています。

自分がどこまでの売上げを理想としているのかによっても占い師としての活動内容は変わってきますが

やはり根幹になるのは経験や知識を始めとした鑑定力や占い師としての魅力です。初めから数か月で

売上げが立つ占い師もいれば、開業後に何年も経験を積んで人並みの収入を得る占い師もいます。

色々な占い師がいますが今後どのような個性的な占い師が出てくるかも楽しみですね。

私もたまには結婚運でも占ってもらおうかな。。それでは今日はこの辺で。

スポンサーリンク