弁当屋・惣菜屋を開業するには?売上や立地などノウハウを解説

今回は弁当屋や惣菜店の開業・稼ぎ方について書いてみようと思います。

お昼時や夕食時にあった時に助かるのが弁当屋ですね。

コンビニだとちょっと割高だしスーパーは安いけど味が少し微妙、買い物に行けずに夕飯の惣菜が足りない等、近所に弁当屋や惣菜店があったりすると助かるものです。

弁当屋と言っても大手のフランチャイズ店もありますし、独自のコンセプトで開業している個人の弁当屋もあります。

最近では高級・健康・安全などお店毎に様々なカラーを打ち出しており、仕事で忙しいサラリーマンや主婦にも人気が高くなっています。

また弁当や総菜だけでなくテイクアウトを重視し、おにぎりやサンドイッチ・餃子などを用意している店舗もあります。

今回はそんな弁当屋の開業について触れてみます。

スポンサーリンク

弁当屋・惣菜屋を開業するには

弁当屋・惣菜屋を開業するにはどのような手続きが必要になるのでしょうか。

開業に必要な手続きを挙げてみます。

 

飲食店営業許可

他の飲食同様、弁当屋や惣菜屋を開業するには保健所の営業許可を受ける必要があります。

保健所に対して営業許可申請をし、施設の確認検査を受け、営業許可証を交付されなければ営業を開始することはできません。

施設基準を満たすかどうか等、事前に保健所と相談をしながら申請を進めていくようにしましょう。

 

食品衛生責任者

弁当屋開業後においても、衛生的な施設管理をしていく為、施設ごとに食品衛生責任者を配置する必要があります。

通常は1日程度の講習を受ければ取得をすることが可能です。

尚、弁当屋や総菜屋の開業には調理師免許等が必要と考える方もいるようですが、特別に必要ありません。

 

開業届

開業後は税務署に対して開業届を提出します。

具体的には「個人事業の開廃業等届」を税務署に郵送もしくは直接提出する事になります。

開業届を提出することで青色申告ができたり屋号の口座を作れるといったメリットがありますので、開業後一か月以内に提出をします。

 

弁当屋・惣菜屋では食品を取り扱う事になる事から、日頃から衛生面には配慮する責任があります。

特に保健所の検査は最初のハードルとなりますが、職員に相談をすればきちんと相談に応じてくれます。

開業時には検査が必ず必要になりますのでしっかりと確認をしておきましょう。

 

弁当屋の開業資金はいくら?

弁当屋の開業資金はどれくらいかかるのでしょうか。

ざっくりと弁当屋の開業資金を考えてみます。

 

例:10坪・賃料20万円程度の弁当屋(居抜き)

  • 不動産取得費:200万円(賃料の10カ月)
  • 内装工事費:150万円(坪15万)
  • 厨房機器:100万円(造作譲渡)
  • 看板:10万円
  • 材料仕入れ:60万円
  • 広告宣伝費:20万円
  • のぼり・ポスター等:10万
  • 雑費:5万円
  • 運転資金:150万円

計:715万円

大まかな計算ですが、ここでは715万円の開業資金が必要な計算となりました。

 

特に弁当屋においては厨房設備費がかかりやすくなります。

一般的な弁当屋を開業する場合でも、以下のような厨房設備が必要です。

  • 大型炊飯器
  • ガスレンジ
  • フライヤー
  • オーブン
  • コールドテーブル
  • 冷凍庫
  • エアコン …etc

弁当屋開業時には居抜き中古品で揃えるなど、出来るだけコストを抑えるようにしましょう。

 

自宅で弁当屋を開業するには?

店舗を借りるのではなく、自宅で弁当屋を開業したいという方もいるのかもしれません。

自宅開業であれば賃料もかからず、規模によっては副業的に弁当屋の運営を検討する事もできるでしょう。

それでは自宅で弁当屋を開業する際には、どのような点に注意をする必要があるのでしょうか。

 

用途地域

まず自宅で飲食店を開業する場合には用途地域に留意する必要があります。

例えば工業専用地域では飲食店はできませんし、住居専用地域や住居地域においては床面積等に制限が生じる可能性があります。

自宅での弁当屋開業を希望していたとしても、その立地が開業可能な立地でなければ意味がありませんので事前の確認が必要です。

 

厨房設備

また自宅で弁当屋を開業する際にポイントとなるのは、その厨房設備です。

自宅によくあるようなキッチンでは、恐らく保健所の許可は下りないでしょう。

そのため自宅のスペースからは独立した、弁当屋としての厨房設備が必要になります。

自宅キッチンしか無いようであれば、リフォーム工事等を施して基準を満たした厨房スペースを確保します。

 

内装工事費

また自宅で弁当屋を開業するとなると、内装工事費も検討する必要があります。

自宅開業の弁当屋でポイントとして考えられるのは、その清潔感とイメージカラーです。

例えば築30~40年の建物で全くメンテナンスを施していない暗い印象の家だった場合、そこで弁当を購入する利用者はどれくらいいるでしょうか。

特に弁当屋も飲食である以上は、内装にも衛生面を意識した内装工事が求められます。

 

イメージカラー

また飲食であるからには、そのイメージとなるカラーも検討したい所です。

例えば一般的な住宅の外壁はホワイトやベージュといったナチュラルが多いかと思いますが、一方で食欲をそそるカラーは赤やオレンジと言われます。

もちろん自宅全てをリフォームする必要はありませんが、商売を始める以上は少なくとも弁当屋と分かる程度の内外装は検討したい所です。

 

信用性

また弁当屋の自宅開業のリスクとして、その信用面も挙げられます。

一般テナントと比較して、自宅開業の場合には利用客からするとどうしてもその信用性に欠ける所です。

「食材の消費期限は守られているか」「衛生面にきちんと配慮されているか」「自宅での余り物が使用されているのでは?」等、利用者の中には様々な不安を抱く人もいるかもしれません。

特に自宅開業の場合にはその商圏も狭く、近隣の居住者が利用客となるとすると、一度悪い噂が広まると近所のネットワークで一気に客足が遠のく事も予想されます。

そのため自宅開業では産地やカロリー・塩分表記など、使用材料にもマイナスイメージを払拭するような工夫が求められます。

 

集客力の弱さ

また自宅開業の弁当屋のもう一つのリスクとして、その集客力の弱さが挙げられます。

一般テナントと比較すると、自宅開業の場合にはどうしても集客力の弱さが目立ち、弁当屋であってもそれは同様です。

確かに自宅開業ではテナント賃料がかからないだけ利益は出しやすくなりますが、その分継続的な集客が見込める工夫が必要と言えます。

 

弁当屋の自宅開業と言うと、自宅の料理の延長で簡単に商売を始められるイメージがありますが、実際には予想以上に開業コストがかかったり思うように売上が立たないケースも多いので、事前の綿密な事業プランが必要です。

スポンサーリンク

弁当屋の1日の売上は?

弁当屋の1日の売上はどのくらいになるのでしょうか。

弁当屋を開業するのであれば気になる所です。

ここでは簡単なシュミレーションとして売上を考えてみます。

 

 1か月の売上想定

  • ※夫婦経営
  • 弁当:500円
  • 惣菜:230円
  • 弁当販売数:50個/日
  • 惣菜販売数:80個/日
  • 25日営業
  • 売上:1085000円 ((500円×50個×25日)+(230円×80個×25日)) =1085000

 

 1か月の経費想定

  • 賃料:15万円(面積10坪)
  • 材料費:379750円(原価率35%)
  • 人件費:80000円(アルバイト×1名)
  • 水道光熱費:75950円(売上の約7%)
  • 包材・消耗品等:54250円(売上の5%)

 

売上項目 売上額
弁当売上 625000円
惣菜売上 460000円
売上合計 1085000円

 

経費項目 経費額
賃料 150000円
材料費 379750円
人件費 80000円
水道光熱費 75950円
包材・消耗品費 54250円
経費合計 739950円

 

【売上合計】1085000円-【経費合計】739950円=345050円

 (※シュミレーションであり実際の売上とは異なります)

シュミレーションでは345050円の営業利益が見込める可能性があります。

店舗によっては店内販売の他にも弁当の宅配をしていたり店内イートインスペースがあるお弁当屋さんもありますので、売上にはバラつきがあります。

また立地にもよりますが、一般的な弁当屋は平日よりも土日の売上が上がりやすくなります。

 

弁当屋である以上は廃棄ロスも考慮する必要があり、作り置きをせず注文調理とすればロス率は減りますが、その分顧客を待たせる事になり集客や回転率に影響が出る可能性もあります。

また周囲の競合としても弁当屋だけでなくコンビニやスーパー・惣菜店等も含まれてきますので、価格や差別化を意識して店作りが必要となります。

 

お弁当屋の立地は?

弁当屋を開業する場合、どのような立地で始めるのが良いでしょうか。

弁当屋は比較的どのようなエリアでも開業しやすく、始めやすい特徴があります。

 

ですが立地によって弁当が売れる時間帯や曜日・客層が異なることから、仕入れも立地によって調整をする必要があります。

例えばオフィス街や学校周辺では昼食時の客数が多く、商店街や住宅街では夕飯のおかずの一品として主婦が惣菜を購入する事も多くあります。

駅前立地では昼時・夕方~夜がピークとなる事が多く、集客が見込みやすい一方で賃料も高めです。

 

まずはそのエリアの商圏人口や競合店数・購買力等を参考にして、どれくらいの売上が見込めるのかを試算してみましょう。

また近隣に弁当屋・惣菜店があるのであればその店舗を参考にしてみる事も大切です。

そのエリアでよく弁当が売れている店舗の調査はもちろん、どの価格帯の弁当が売れているか・近隣の競合店舗で足りていないものは何か・周囲の客がその弁当屋を必要とする理由も考えてみる必要があります。

 

また立地エリアによって売れやすい弁当の種類も変わってきます。

弁当の種類には定番弁当を始め、男性客が好むがっつり系の弁当から女性向けのヘルシーな弁当健康志向の人向けの弁当など、エリアによって売上も変わってきます。

これも近隣店舗などを参考にして、自店のメニュー作りに役立てましょう。

 

また賃借する店舗が居ぬきであれば、出来れば前オーナーや不動産業者に撤退した理由や平均売上等を聞いてみるのも良いでしょう。

居抜きの場合、前テナントのイメージを引きづりやすい事から、内装や品揃え等も一新する必要があります。

 

また弁当屋の場合、周囲に競合店があるからと言って、候補からすぐにその立地を外してしまうのは得策ではありません。

競合店にはコンビニやスーパー等がありたくさんの弁当を販売していますが、顧客の中には作り立ての弁当が欲しいという人も多くいる筈です。

例えばコンビニに買いに来た客であっても、近くに弁当屋があればそちらに移っていく事も十分に考えられます。

 

また弁当屋開業後の販売方法も考慮して立地を選択する必要があります。

例えば弁当販売だけでなくイートイン弁当配達も考えている場合には、住宅街などが候補に入ってくる事もあるかもしれません。

またはお昼時だけお店の軒先で同時販売をする場合には、そのスペースも必要になってくるでしょう。

どのような販売方法で売上を立てていくのかも視野に入れて立地を選ぶ必要があります。

 

宅配弁当屋を開業するには?

宅配弁当屋を開業する場合でも、食品衛生法に定められた保健所の営業許可と、食品衛生責任者の設置は必要となります。

宅配弁当を始める事で、売上の底上げになる事だけでなく自店の付加価値にも繋がる事もあります。

またお花見や運動会など、イベント場での需要も見込めるようになりますし、食材のロスを抑える事にも繋がり事業の効率化が望めます。

普段来店できる顧客だけでなく、店から距離が遠かったり外出が困難な顧客にまでアプローチしやすいのも宅配の利点です。

 

まずは宅配弁当を開業する際には、その利用価値を顧客に知ってもらう事が大切です。

宅配弁当を頼む顧客は、普段から弁当屋に来店する客層とは異なる可能性もあります。

普段外出をしない方が宅配弁当の存在を知る事によって注文に至るケースもあり、潜在客にもPRして宅配弁当の良さを知ってもらう事は必要です。

その為にもチラシやポスティングはもちろん、SNSやブログ等での周知もしていきます。

 

また多くの弁当屋では注文を受け付けてから調理を開始する事が多いですが、宅配の場合には完成した調理品が顧客の手に届くまで時間がかかります。

例えば調理完成から配達まで30分かかるとすれば、その間にせっかくの弁当は冷めてしまうでしょう。

作り立ての美味しさが弁当の利点でもありますので、宅配弁当として提供する場合にはレシピや調理方法にも工夫をする必要があります。

 

また弁当の宅配をするには、当然にその人員が必要です。

特に宅配というのは人件費が大きくかかります。

例えば弁当2個(およそ1000円程度)を配達するのにアルバイト1人が必要とすると、もし往復で1時間近くかかったとしたらその時給分だけで売上は飛んでしまいます。

また仕出し弁当など、弁当屋の専用食器に入ったものであれば、その食器を回収する手間も考えなければなりません。

同時に当然に配達中は店内の人員が一人減る事になりますので、オペレーションにも影響が出る事も予想されます。

弁当の販売個数や配達人員の調達を工夫する等、人件費も考慮しながら宅配を検討しましょう。

 

他にも宅配弁当では次のような点も考慮する必要があります。

  • 宅配可能な時間帯
  • 配送可能エリア
  • 店内販売とメニューを分けるか
  • 食材の安全性

 

特に宅配弁当の場合、そのニーズがどこにあるのか探っていく事が大切です。

例えば外出が困難な高齢者・一人暮らしの若者・お花見等のイベント・オフィス会議や冠婚葬祭会場など、宅配弁当が必要とされる場所は様々です。

もしくは会社内など、宅配で従業員向けの大口の顧客を掴めれば当然に売上は安定します。

自店の周辺エリアにどのようなニーズがあるのかをじっくりと考えてみましょう。

スポンサーリンク

弁当屋にノウハウはある?

弁当屋には大きく分ければ2種類あり「全て店内で一から調理を行う弁当屋」と「外部で加工したものを店内で簡単に最終加工し提供する弁当屋」があります。

FC店などを除き、個人の弁当屋が手掛けるのは多くは前者と言ってよいでしょう。

 

個人で弁当屋を開業する場合は「隙間」を狙っていく事が基本になり、近隣業者のやっていないメニューの開発や定期的なメニューの入れ替えも重要になってきます。

闇雲にメニューを増やすとコスト増に繋がる事から、安定したメニュー作りが必要です。

 

また個人で弁当屋を開業するのであれば大手やFC店と同じ路線の弁当を提供するべきではありません。

むしろ個人開業の弁当屋は、手作り感やおふくろの味といった独自の調理・季節食材を取り入れた弁当など、オリジナルの要素で勝負していく必要があります。

個人店ならではの強みを活かしていきましょう。

 

また開業当時というのは固定客が付くまでに時間がかかります。

そのためまずは目玉となるような弁当を1~2つ用意して積極的にその弁当をPRするべきです。

周囲で話題に上がるような弁当を幾つか用意しておく事で、実際に顧客に来店してもらい弁当を食してもらう事が最優先となります。

味をはじめ店内の雰囲気や価格・接客態度など、店の存在自体を認知してもらう事から始めましょう。

 

また弁当屋においてはオペレーションのスピードも求められます。

特に注文を受け付けてから調理を始める弁当屋にとっては、その提供スピードが問題点となりがちです。

例えば私も以前に弁当屋に行きましたが、1つの弁当を買うのに30分待たされて以来その弁当屋は二度と利用していません。

作り立ての美味しさを提供する弁当屋にとってどれだけのスピードが求められるのか、そのオペレーションにも工夫が求められます。

 

また細かい事ですが弁当屋はキリの良い価格設定が良いとされています。

特に昼のビジネス街など、時間に追われる顧客にとっては釣り銭の受け渡しさえも面倒なもの。

そのためワンコイン弁当の種目を多くしたり、可能であればクレジット・オンライン決済等も確保したい所です。

 

また弁当に合わせて、ちょっとしたプラスとなる惣菜や食材があると売れやすくなります。

例えばお惣菜やお味噌汁のパック・ご飯が足りない人向けに半ライスパックを用意しておく等、店頭やレジ前にちょっとした調理品を用意しておく事で、売上の底上げにもなり顧客の満足度もグッと上がります。

 

また最近では健康・安全志向が強いため、生産地や生産者の表示・栄養成分・カロリーなど消費者が安心して弁当を購入できる点も重要になってきます。

女性客は成分表示を細かくチェックするので、配慮がなされていないと店から足が遠のいていく可能性もあります。

特に夕食は女性が決めるものです。

安心して来店してもらえる店作りにも配慮していきたいものですね。

 

弁当・惣菜店の差別化・コンセプト

個人の弁当屋や惣菜店には、他店との明確な違いや差別化・コンセプトが必要です。

それでは差別化や自店のカラーはどのように考えれば良いのでしょうか。

差別化を考える場合には、他店の弱みを見つける事が参考になります。

 

近隣には多くの弁当屋やスーパー・コンビニがあると思いますが、どの店にもウィークポイントがあります。

  • 弁当がいつも冷めている
  • 価格が高い
  • 野菜の分量が少ない
  • 揚げ物が多すぎる
  • カロリーが高い
  • 栄養バランスに配慮されていない
  • 添加物が多い
  • デザートや漬物まで温まってしまってる
  • サラダのドレッシングが別売り
  • 味付けが濃い(薄い)
  • 毎日おかずが同じ(バリュエーションが少ない)
  • ご飯の量が少ない(ご飯とおかずのバランスがおかしい)
  • 普段食べれないようなおかずが欲しい
  • 旬の食材が食べたい
  • おかずを単品で組み合わせできるようにして欲しい etc…

 

上記以外にも、顧客はどの店に対しても必ず1つ以上は不満を抱いている点があります。

 

そのため周囲の他店を徹底して調査をし、それをカバーするような商品構成を考えることは自店の売上増に繋がる可能性があります。

もちろん自分がどのような弁当・惣菜を売りたいのかという視点も大切ですが、近隣客が何を求めているのか、そのニーズを十分に探っていく事が差別化のポイントになるでしょう。

 

路上で弁当を販売してもいいの?

 

たまに路上で販売している弁当屋の姿を見かけた事がある人も多いかと思います。

軽トラやワゴンカー等に弁当を積み、空きスペースを販売している所もあるでしょう。

 

このように路上で弁当を販売する場合には、条例により保健所での「弁当等人力販売業」の営業許可が必要です。

以前は届け出制だったものが近年では許可制へ移行しており、またもちろん食品衛生責任者の設置が義務付けられています。

また「行商」というのは、人力により移行しながら食品を販売する形態(リアカー等)を意味しますので、路上で固定販売をする事は難しいと言えるのかもしれません。

 

確かに路上販売は賃料もかからずその利益率の高さが魅力ではありますが、今後も規制が強化される可能性も考えられます。

もし路上販売の弁当が無くなってしまうと少し寂しい気もしますが、弁当を販売をする上では法律やルールを遵守するようにしましょう。

 

弁当屋の開業は体力勝負

また基本的な事ですが弁当屋を開業するにあたり気をつけたいのは健康面です。

単調な作業が多そうに見える弁当屋ですが、実際には体力勝負と考えておいた方が良いでしょう。

 

当然に働くのは営業時間内だけではありません。

仕込みが必要な弁当屋であれば朝5~6事から用意しなければならない店もありますし、営業時間後でも業者の材料の搬入や売上管理・新規メニューの思案等の仕事も残っています。

配達を行っている店であれば更に時間を取られる事もあるでしょう。

 

そのため仕込みから調理・配達など、作業は出来るだけ他家族や従業員に振り分けする事も大切です。

経営者が潰れては店は成り立ちませんし、店の舵取りも難しくなります。

弁当屋の開業時には健康面にも配慮して運営していきたいですね。

 

弁当屋・惣菜屋の開業まとめ

弁当屋の開業について挙げてみました。

弁当屋開業は低資本での開業が可能ですが、その分競合も多く常にメニューや集客方法を試行錯誤していく必要があります。

ですが個人の弁当屋には、コンビニやスーパーにはない”味”があります。

自店の強みをはっきり打ち出した、新しい弁当店の開業に今後も期待したいですね。

それでは今日はこの辺で。

スポンサーリンク