ベビー用品店・子供服の開業・独立・稼ぎ方

ベビー用品店・子供服の開業・独立・稼ぎ方

 

今回はベビー用品店・子供服の開業・稼ぎ方について書いてみようと思います。

百貨店や専門店・スーパー等のベビー用品店の子供服やグッズを見るとなんだかこちらもほっこりして

しまいますね。ベビーカーやおもちゃ・衣類・チャイルドシートやベビーフードなど様々な商品の取り扱いが

あり迷ってしまいます。豊富な取り扱い商品を誇る大型店から個人で営んでいるベビー用品店など様々です。

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ベビー用品店の需要はと言えば一見少子化により売り上げが大幅に減少しているイメージもありますが

実際にはその分両親や祖父母が1人あたりの子供にかけるお金の消費金額も上がっており市場規模は1兆円とも

言われています。特に小規模な店舗では専門ブランドやある商品に特化したお店・インターネット専業店舗

など小規模ならではの特性を生かした運営をする店舗が多いものです。またネットが普及してからは特に

ベビー用品の低価格化が激化しており各社の競争が広がっています。

ベビー用品店を開業するには特に資格などは必要ありませんが0~24か月までのベビー衣料品に関しては

ホルマリン規制があります。そのため対象商品を輸入、また製造販売する際は検査を実施して検査証明を添付

することになります。

販売方法については大まかに2種類になり小売り販売と仕入れ販売が一般的です。企画から製造まで全てを

行う小売りと自店のイメージに合った他ブランド服を仕入れたり海外から輸入し販売する形式など

店舗により様々です。特に最近のベビー用品店では韓国や北欧系のブランドの買い付け・輸入をする

店やバイヤーが増えており今後も各店舗の販売権の奪い合いは続いていく可能性もあります。またベビー用品を

購入する層にも二極化されており、あくまで低価格の商品を購入したいニーズと高品質・安全性・高級ブランド

の高価格帯の商品を購入するニーズと2つに分かれる傾向があります。先述した海外商品などは特に後者に

好まれる傾向があり、また海外商品は利益率を高く確保するのも難しい事ではない為、他業種からもこの路線に

進出してくる企業もあります。

また仕入れも大切ですがベビー用品の古着買取も人気があります。他人の子どもが着た服や商品を自分の子に

使わせるのは否定的という母親もいますが衛生面や素材などの不安材料を取り除いてあげれば中古で十分という

客層は数多くいます。特にベビーカーや子供のおもちゃ・衣類は時期がすぎれば部屋に置き場がなくなったりと荷物に

なってしまうケースも多く、買い取りは歓迎されることも多いです。当然商品に対する目利きも必要に

なってきますが中古市場を活用することも自店の利益上乗せになるでしょう。

開業において差別化と簡単に言ってしまえばそれまでですが、やはりベビー用品においても他店との差別化が必要になります。

特に大手・大型店とはアイテム数では比較にならないので、自店の強みを明確に打ち出していく事が必要です。

それは素材なのか・入手難のブランドなのか・製造方法なのか・デザインなのか等、顧客にはっきりと

伝わる訴求力も繁盛に大切な要素になってきます。親などは可愛い自分の子供に身に付けてもらう物を

探しに来店しています。「ここでしか買えない」という店舗イメージを持ちながら運営を心掛けていきたいものです。

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ベビー用品店の店舗には最低10坪くらいのテナントが欲しい所でしょう。またベビー用品店は必ずしも

一等立地である必要はなく路地裏店舗などでも十分に集客は可能です。ご存じの通り母親たちのネットワークは

強く、クチコミによる波及効果は他業種よりも高いと言えるでしょう。人件費や店舗家賃にもよりますが

売り上げとしては当初は200万/月くらいは目指したい所です。客単価を5000円として客数15人/日

程度と見込んだ場合で25日営業としてもこのくらいは確保したい所ですしそれでも手取り金額は現実には

サラリーマンやOLの給料と同等かそれ以下の可能性もあります。

また人件費については1人で開業する事はもちろん可能ですがベビー用品店については繁忙時間帯だけでも

良いので1~2人の人を雇ったほうが良いでしょう。店員は子持ちの女性が望ましいかと思います。

特にベビー用品においては顧客から色々な相談を受けます。育児に関する母親の悩みは多くなってきており

接客にはコンサル的な要素も含まれる事から育児経験があるスタッフの配置が求められるという事です。

ベビーフードやベビーカーの選び方から栄養面・安全性など日々ベビー用品についての知識をスタッフ間で

共有しておくのも接客力に繋がります。またスタッフを配置する他の意味として意外にもベビー用品店は

万引きが多いという事が挙げられます。この傾向は特に大型店であれば顕著に表れますが、特に人目の付かない

店舗は狙われがちです。店舗什器などもなるべく店舗を見渡せる配置が好ましいでしょう。

またベビー用品の種類は多岐に渡ることから色々な商品を置いてしまいがちです。先述しましたが

店舗特性を顧客にPRする必要があり、また色々な商品を仕入れすぎると過剰在庫になり店舗内で価格が

ダブついたりひいては顧客の信用を落とすリスクもありますので適正在庫を心掛けるようにします。

店舗作りのイメージとしてはベビー用品店においてはそのお店のファンを作る事が大切です。

周囲の客層や街の雰囲気とミスマッチな店舗は受け入れにくいケースもあります。開業立地周辺には

どれくらいの予算で購入する人が多いか・年齢層・それに合わせた商品展開など周りとの調和も大切に

する必要があります。ベビー業界は少子化だからと消極的になることはなくまだまだチャンスの大きい

産業であるという事は言えるかと思います。今後の個性豊かなベビー用品店が出てくるのを楽しみに

したいですね。それでは今日はこの辺で。

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