起業・独立に向いている人はどんな人?10のタイプ

今回は独立や起業に向いている人・向いていない人について挙げてみたいと思います。

独立や起業をする際には不安がつきまとうケースも多くあります。

「自分に独立は向いているのだろうか」「起業に適正はあるのか」「失敗をして大きな借金を背負ってしまうのでは…」といったように、自分の能力に自信が持てないといった人もいるかもしれません。

ですが多くの経営者や起業家を見ていると、独立や起業をする上では成功しやすい性格や要素に「一定のパターン」があるようにも感じます。

また独立・起業に向いている人のパターンを見る事で、逆に起業に向いていない人のパターンも浮き彫りになってくるでしょう。

今回はそんな独立起業に向いている人について挙げてみます。

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起業・独立に向いている人はどんな人?

それでは独立起業に向いている人・適正がある人というのはどのようなタイプの人でしょうか。

個人的な意見も含みますが、ここでは起業に向いている人の特徴を挙げてみます。

 

①計画よりも行動が先に立つ人

成功者の傾向として、考えよりもまず行動が先に立つ人が多いです。

極端に言えばあまり後先を考えない人と言っても良いでしょう。

確かに事業を行う際には綿密な事業プランが必要ですし、無謀な計画では先々の失敗も目に見えています。

ですが人の頭の中で考える事というのは自分が考えている以上に視野が狭く、考えるアイデアも限定的です。

それよりも実際に行動してみて自分が思い付かなかったような失敗をしたり、その都度に挽回策を練る・人に感想を聞く・経験者に会ってアドバイスをもらいに行くといったように次々と行動を起こしていった方が逆に成功への近道であったりもします。

 

成功者とは言っても、実際には百発百中の人というのはほんの僅かであり、幾つかトライした事業の中でたまたま当たった事業だけがフォーカスされているに過ぎません。

そのため失敗しても何度でも行動に移せる人は独立・起業に向いている可能性があります。

 

②素直な人

起業をする際に周囲に協力者がいたり、そのビジネスの経験者が近くにいるといったケースもあるかと思います。

事業を地道に進めていけば、誰かしら助言・アドバイスをしてくれる良き師匠のような存在が現れるものです。

その時に成功者の教えを素直に聞き入れられるかどうかというのも事業の成功に大切な要素かと思います。

中には「そのアドバイスは私の環境では適していない」「時代背景が異なる」「私のプランの方が優れている」といったように猜疑心を持ってしまったり、素直に助言を受け入れられない人もいるかもしれません。

ですが成功者の助言は重く、何より自分より先にその成功ポジションに立っている人物であり近道をあえて教えてくれている訳ですから、その教えは素直に受け取った方が吉です。

もちろんそこに自分なりの意見を持ったり・アレンジ・工夫を加えて実行してみるのも良いでしょう。

成功者の意見を素直に聞き入れられる人は起業にも向いている可能性があると言えます。

 

③数字に強い人

これは独立や開業に関わらず言える事ですが、数字に強い人はビジネス向きの人が多いです。

独立・起業をするからには当然に会社に利益を残していかなければなりませんが、事業を運営していく上では感情に押し流されて判断を誤ってしまったり、表面的な部分だけで事業の良し悪しを判断してしまうケースもあり得ます。

そのような状況下でも正確なモノサシとなるのはやはり数字です。

また数字に強い人は論理的思考に長けていたり感情に左右されにくい・戦略や事業目標を成し遂げる能力が優れている人も多いでしょう。

あらゆる物事を数字に置き換えて実践できる人はやはり独立起業に向いている人と言えます。

 

④歴史・政治が好きな人

経営者や成功者・リーダーの中には歴史好きな人が多いというのは事実のように思います。

やはり事業を行う上では多くの競合他社が存在し、また組織の中においても様々な考え方の従業員が存在します。

ある種戦国武将のようなイメージではありませんが、人海戦術・群集心理を司る事に長けている人や、単純にケンカが強い人なども成功する経営者の中に多いかと思います。

またこの手のタイプの人は政治の世界にも関心を示す人が多いような気がします。

普段から歴史や政治が好きな人も起業に向いている可能性があるのかもしれません。

 

⑤ケンカが強い人

起業やビジネスにケンカが関係ある?と思う人もいるかもしれませんが、多くの社長さんの中にはやはりケンカが強い人は多いです。

ケンカと言っても殴り合いが強いという事ではなく、側にいても相手を圧倒・威圧するような強さとでも言いましょうか。

やはりケンカが強い人や恐い人に対して、周囲は服従してしまいやすい傾向があります。

商売もビジネスの資質だけで成り立っている訳ではなく、本来の動物的な要素も十分に絡んでいます。

ただし今後の時代において、同様にこのようなタイプの人が上に立つ存在かどうかは不透明な所です。

 

⑥身体が健康な人

これは単純に体が病気をしていないかどうかという事ではなく、その人の先天的な身体の強さ・タフさを指しています。

経営者や起業家の中には、能力はあるのに途中で大病を患ってしまったり、目の前にビジネスチャンスが来ている時に限って大きく体調を崩してしまうという人がいます。

これは言い過ぎかもしれませんが、それはたまたまそのタイミングで病気をしてしまったという事ではなく、そもそもそのような運命と言えるのかもしれません。

能力はあっても、経営者としてのそもそもの資質が無い人という可能性もあります。

逆に言えばどのような逆鏡にも耐え抜いていける程の身体が丈夫な人は、事業そのものも強固な体質の会社を築いていける可能性があり、起業や独立に向いていると言えます。

 

⑦信念が強い人

起業したての頃や軌道に乗りかけた時ほど競合他社が乗り出してきたり、邪魔な横槍が入ったりしてくるものです。

また周囲であなたの足を引っ張ろうとする人も出てくるでしょう。

そのため自分の力に不安を抱いたり、先々の光が見えなくなる事もあります。

そのような時でも信念を曲げずに確固たる精神の強さで事業を引っ張っていける要素が独立者には必要とされます。

起業や独立に向いている人には信念の強さも必要と言えます。

 

⑧目的が”楽しむ事”の人

多くの人はお金をたくさん稼ぎたいと思っている筈です。

独立・起業をしようと考え始めたきっかけもお金儲けが目的だという人も多いでしょう。

ですがお金儲けの思惑が先行している企業やお店というのは上手くいかない事も多く、または上手く行っていても途中で衰退していく企業が多いように思います。

また間接的にでもそのような印象は顧客に伝わってしまうものです。

稼ぐ事が目的というより、事業を楽しんでいたら結果的に稼げるようになっていた、という方が正解です。

むしろ稼げるようになるのは顧客に喜んでもらったり、自分が事業を楽しみたいと考え始めた頃からというケースがとても多い事に気付きます。

 

⑨安定より変化を好む人

商売をしていく上では、安定志向よりはむしろ変化を好む体質の方が向いているように思います。

その時代の情勢や流行・顧客の嗜好などは常に一定という事は考えにくく、また変化のない事業はいずれ飽きられてしまいます。

上手くいっている時ほど変化を付ける事は度胸のいる事ですが、それでも常に変化を楽しんでいける人は独立・起業に向いていると言えるかと思います。

 

⑩孤独に耐えられる人

会社に属していた頃と違い、新規事業を立ち上げた頃というのは周囲に知り合いも少なく、また孤独な状況に陥りがちです。

誰かに助けを求められる訳でもなく、自分1人で悶々と考え込んでしまう日もあるでしょう。

独立・起業をするという事はその人自身に経営の決定権があり、会社組織に属していた頃のように椅子に座っていれば給料が発生するといった事もありません。

起業に向いている人は孤独に耐えられるようなメンタルのタフさも持ち合わせています。

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起業してはいけない人の特徴は?

上記では起業・独立に向いている人の特徴を挙げてみました。

それでは起業してはいけない人の特徴にはどのような点が挙げられるでしょうか。

幾つか考えられる特徴を挙げてみます。

 

責任が取れない

これは起業家というより社会人としても問題がありますが、何か問題が生じてもすぐに他人のせいにする人もいます。

例えばトラブルが起きたとしても自分で解決方法を考えその事例を今後に活かす事が大切であり、他人に責任をなすり付ける人はリーダーにはなれません。

責任転嫁する人は起業家に向かないと考えられます。

 

考え過ぎ

仕事ができる人や優秀な人ほど、思考はシンプルです。

逆に複雑に考え過ぎてしまったり、考えて落ち込んでしまいやすい人は起業に向いていないかもしれません。

数ある選択肢の中から決断をする事は簡単ではありませんが、逆に言えば実行する前から正解を導き出せる人はいません。

シンプルに考えて実行してみる、駄目だったら後戻りしてまた別の方法を考えるというように、シンプルで柔軟な発想が大切です。

 

時間の使い方

時間の使い方をシビアに考えられない人も起業には向いていない可能性があります。

当然に人生の時間は有限です。

その限られた時間の中でどれだけ豊かな人生が送れるのか、それを実現するために起業する人もたくさんいます。

会社組織の中にいると、どうしても人生の殆どの時間を会社の中で過ごす事になります。

自分の時間を増やそうとする人は、自然に起業していく傾向があるように思います。

 

安定を好む

よく他人に起業する事を告げたとすると「やめておいた方が良い」「成功するなら最初から誰でもやってるよ」「サラリーマンが一番安全」と助言をしてくれる人が周囲にいないでしょうか。

ですが逆に同じ質問を起業家や自営業者にすると「会社員なんてやりたくない」と言います。

サラリーマンが安泰と考えている人は安全志向であり、大胆にリスクを取る事を好まない人も多くいます。

また不満があっても現状から抜け出そうとしない人は起業家に向いているとは思えません。

もしくは今の暮らしや収入に満足しているのであれば、やはり無理をしてまで起業しない方が良いでしょう。

 

お金を使えない

節約志向の方にありがちですが、稼いでもそのお金を使えない人もいます。

確かに貯金をするには節約をする必要がありますが、多くの起業家はコツコツとお金を貯める事が本来の目的ではない筈です。

成長するためには自分への投資も必要であり、お金を使う事で何かしらのリターンがあります。

また稼げる人ほどお金を使っても「また稼げば良い」という発想を持ち、それが事業へのモチベーションにも繋がります。

 

古い慣習・ルールに縛られる

法律を含め、今でも古くからある慣習やルールは存在します。

多くの人はそれが当たり前であるかのように生活の中でこなしていきますが、起業家など新しい発想やアイデアを持つ人は古いやり方に拘りません。

むしろ「もっと効率的な方法はないか」「今ではこのルールは不要なのでは?」というように、時代に合わせたやり方に変えていく力が求められます。

古いルールに縛られ続ける人も起業に向いていない可能性があります。

 

働きたくないから起業ってアリ?

働きたくないから起業したいという方もいるかと思います。

働きたくないから起業すると言うとネガティブなイメージもありますが、個人的にはそれが悪いとは思いません。

働きたくないからという理由で起業したからと言って失敗するとは限りませんし、逆に明確なビジョンを持っていたからと言って成功するとも限りません。

むしろ「どうしても会社で働きたくないから絶対に成功してやる」という熱意を保てるのであれば、それ以上の起業動機はないのかもしれません。

 

起業するのに理由に縛られる必要はありませんし、逆に変な倫理観道徳に縛られない方が自由な発想を持てるのかもしれませんね。

会社で働くことが常識のような風潮もありますが、フリーランスや起業家の人からしてみれば多くの人が会社に属している事に違和感を感じている事も多いと思います。

今ではPC一台で起業できる時代。

無理をしてまで起業する必要はありませんが、他にやりたい事があるのであれば積極的に挑戦をしてみても良いのではないでしょうか。

 

起業・独立に向いている人まとめ

起業・独立に向いている人・向いていない人について幾つか挙げてみました。

実際に起業してみなければどのような人が成功するかという事は分かりませんし、むしろ成功した人を後から指さして後付けで成功者の定義を決めているような部分もあるのかもしれません。

ですが少なくとも独立する為には、まずはその1歩を踏み出してみなければ何も始まりません。

真剣に独立開業を考えているのであれば、小さな事からでも始めていきたいですね。

それでは今日はこの辺で。

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