ライバル店から悪い噂を流された?

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今回は自店に対しての悪い噂について挙げてみたいと思います。

生活をしている以上は噂はどのような場所にも付きまとうものです。

それは一般生活の中だけではなく、商売の世界においても同様の事が言えます。

特に自店の事を良く思っていない顧客や、ライバル店舗から悪い噂を流されたという経験を持つ店舗は多い事でしょう。

このような場合、何か対策はないものでしょうか。

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必ず流れる悪評

商売を始めると、必ずと言っても良いほど足を引っ張ろうとする人が出てきます。

特に自店の経営が軌道に乗っている時ほど、そのような噂が流される事が多いものです。

「この店からは以前食中毒の被害が出ている」「古い食材を使用している」「運営が悪い宗教団体」「もうすぐ廃業する予定のお店」など、存在しないようなデタラメの噂を流されるようなケースです。

またこのような噂が「どうせ一時の悪戯だろ…」とタカをくくっていると、後々に後悔をする事にもなり兼ねません。
噂というのは広がるスピードも速く、特に地域密着で営んでいる個人店などはそのような噂の影響は大きいと言えます。

 

なぜこのような噂が出るのか

考える男性

それではなぜこのような噂が発生するのでしょうか。
ケースによっては半年~数年もそのような噂が止まらない事もあり、単純なイタズラレベルとも思えません。

多くの場合、このような噂が出る原因としては、「嫉妬」「ねたみ・やっかみ」の原因が多いものです。

事実として、商売が軌道に乗っている店や、人気店である店ほどそのような噂が多く出回ります。

このような事を聞くと「人間とは嫌な生き物だ」と感じる人もいるかもしれませんが、他人が上手くいっている事を素直に良く思わない人間も一部ではいるという事は肝に銘じて置かなければならないのかもしれません。

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ネットで加速する噂・評判

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最近ではお店の評判などはネット等でも簡単に閲覧できるようになりました。

代表的な例では「食べログ」等が有名ですが、一般ユーザーの評価や感想をダイレクトに見る事ができます。

このようなサイトやアプリが出来た事によって、今までコスト的に広く広告を掲載する事ができなかった小規模な店でさえ、一般ユーザーにお店の存在を認知されやすくなったという側面があります。

また逆に言えば今までネームバリューや立地だけで商売ができていた大手店は、過去と同じように商売を続ける事はできず、よりユーザー目線に立った運営を迫られる事になります。

 

またお店の評判や噂も、これらのサイトのようなweb上の評価が出てきた事によって、その普及スピードは一段と早くなりました。

その中にはお店によってプラスになると思われる書き込みもあれば、マイナスとも取れる書き込みがなされている事もあります。

以前にもこのような評判サイトに対しての書き込みに対し、「書き込みによって客数が激減した」として、店の運営者がサイト側に対し書き込みの削除を求める裁判がありましたが、評判サイト側の勝訴となっていたかと思います。

 

噂や悪評というのはケースによっては名誉棄損業務妨害にあたる可能性もあるものの、その書き込みの信憑性確実性を立証する事は簡単ではなく、またその書き込み自体が「悪口」なのか「口コミ」なのかといった間の線引きが難しいという点もあります。

またそもそもネット上では個人のブログや一般人が運営しているサイトも多い事もあり、ネットの情報自体が確実性が低いと見られている節もあるため、もしその情報が悪口であったとしても、それをもって簡単に名誉棄損等の罪として認める事はできないという見方さえもあります。

 

冷静に真偽を見極める

ですが噂の全てがデタラメとは限りません。

例えば「この店は不衛生な店だ」という噂が流れたとしても、その噂の根源にはそれを認めざるを得ないような事実が存在するケースもあります。

例えばその店の従業員が「一度床に落ちた食材を使用していた」「従業員がトイレに行った後、手を洗っていなかった」「制服ユニフォームが汚れている」「商品の上に埃が溜まっている」といったように、そのような噂が立つ理由が自店にある場合もあり得ます。

明らかにデタラメな噂であれば無視をしておくという選択肢もあり得ますが、このように噂されても仕方がないという事実が自店内に存在する場合には、それをすぐに払拭して改善しなければなりません。

その噂が全くのデタラメなのか・それとも自店に何かしらの原因があるのか・冷静になって見極めをする事が肝心です。

 

信頼すべきは顧客の「目」

周囲から悪い噂を流されたとして、それに真っ向から立ち向かうにしても、そのような噂の根源や証拠を掴むことは簡単ではありません。

また証拠があったとしても、裁判を行うには長い年月と費用がかかりますし、また名誉棄損等で勝訴したとしてもその賠償金等の金額は今までの労力の割に合わない微々たる金額になる可能性も大いにあります。

 

そのため多少の悪い噂を流されたとしても、それに対しての最善の方法はやはり「顧客や従業員を信じて商売を続ける」という事に限ります。

ありがちで安易な方法だと思われるかもしれませんが、やはり周囲はお店や従業員の姿勢を普段からよく見ています。

一度は離れた顧客でさえ、実直に営業を続けるその姿はいつか必ず顧客に伝わります。

 

もし悪い噂を流されない対策があるとすれば、それは店側が対策を講じる事ではなく、店を選ぶ顧客に「自店を選んでもらう事」です。

そこまでくればその後に悪い噂が流れたとしても、そのような悪評ではビクともせず、顧客との間には強固な信頼関係が出来ている事でしょう。

人の噂も七十五日とはよく言ったものですが、日々の評判や噂に一喜一憂せず、自店の信頼とスタイルを確立していきたいものですね。

今回は自店に悪い噂が流れたケースについて挙げてみました。

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