個人タクシーの独立・開業・稼ぎ方
個人タクシーの独立・開業・稼ぎ方
今回は個人タクシーの独立・稼ぎ方について書いてみようと思います。
急ぎの時や終電・天候状況などによってタクシーを利用する人も多いのではないでしょうか。
もしくは日常的に利用している人もいるのかもしれません。今ではタクシーの初乗りも710円。
昔と比べると高くなりましたね。そこから90円ずつ加算されていきますのでメーターにドキドキ、、なんて
感じた事がある人もいるのではないでしょうか。
さてそんなタクシーの独立ですが通常であれば個人事業主として個人タクシーを始める人が多いように思います。
個人タクシーを始めるには法人タクシーである程度経験を積まないといきませんし諸条件もあります。
例えば申請時点で65歳未満である事・運転経歴が10年以上である事・開業時に一定の資金を保有している事・
道交法等の違反歴がない事・2種免許を保有している事など割と厳しめの条件になっています。
まぁ法人格でなく個人で全責任を負うようになるので当然といえば当然なのかもしれません。
お客さんとしても個人タクシーであればそのドライバーは経験豊富である事やその地域を熟知している事などを
把握できるので捕まえやすいという利点もあるかもしれません。
法人タクシーとして運転手をしている場合には売り上げの約60%くらいが運転手の収入になります。
それに対し個人タクシーであれば売り上げがほぼ自分のものになるので個人タクシー希望者が多くなるのも
分からない訳ではありません。しかし個人タクシーとして独立するには10年の経験や事故歴なし等が
求められますので受験資格をクリアする事がとても難しいと考えたほうが良いと思います。もし違反を起こせば
もう5年待たなければなりませんので慎重に運転していかなくてはなりません。
個人タクシーとして独立して売り上げが全部自分のものになると言ってもそこから引かれる経費は
自分で支払っていかないといけません。車両代金・税金・車検・オイル・修理代・組合費・減価償却などなど
を考えると法人タクシーでやっていたほうが稼げるなんて事にもなりかねません。
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年収ベースで考えるとボーダーラインとしては個人として500~600万円の売り上げであれば
法人タクシーでやっていたほうが無難です。法人時代から1日2万も稼げないようであれば
独立も避けたほうが良いかと思います。その他個人となればもちろん人の流れを研究したりどのような
イベントやアクションでタクシーに乗るようになるのか・回転の良いスポットはどこか徹底的に研究をしなければなりません。
空港近く・スナック・ホテル・主要駅など自分のパターンにはまる営業エリアを絞っていく必要があります。
またリピーターを増やすにはどのような付加サービスを付ければ良いかも考える必要があります。
後は知られた事ですがタクシー運転手につきものなのが長時間労働。20時間労働なんてのもザラにあります。
(3~4時間の休憩)。また付加価値と言えば以前から介護タクシーが注目されているようですがこれも
あまりうまく行っているという話を聞いた事はありません。ヘルパー資格を取る事はそう難しくはないでしょうが
大抵の要介護者はNPOに依頼すると思いますしその他にも法人タクシーや個人の競合がいます。また介護車となると
車両に色々とオプションを付けなければいけないので初期投資も結構かかります。また介護タクシーとなると
自由に流しも出来ない事もあるでしょうからかえって自分の商圏を狭くしてしまう事にもなりかねません。
今に始まった事ではありませんがタクシー運転手の収入は低いです。月収20万を超えるにも一苦労。
自分1人でのんびりと流しながら仕事をしたい人には良いかもしれませんが独立して簡単にひと稼ぎ、、という
訳にはいかないと思います。結局は個人の好みや働き方の問題かもしれませんね。それでは今日はこの辺で。
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