女性客にウケるお店にするポイントは？

今回は女性客に好かれるお店について挙げてみたいと思います。

昔から商売において女性客の取り込みは重視すべきといった声はよく聞かれます。

言葉としては理解しているつもりでも、いざそれを実践に移すとするとなかなか難しい

所。またどのようなポイントに気を付けて店作りをすれば女性にウケるのかわからない

といったケースもあるかと思います。今回は女性に好かれる店作りについて触れてみます。

なぜ女性客に好かれる必要があるのか

それではそもそもなぜ女性客に好かれる必要があるのでしょうか。

経営者の中には「自店のカラーを出していれば男女問わず客はくる」「女性客ばかりを

意識していると逆に男性客が減る」といったように女性客をメインターゲットとする事に

多少の抵抗を覚える人も中にはいるかもしれません。

ただしやはり女性に人気があるお店というのは人気が出やすいのは確かです。

まず女性の場合は最初のうちは色々な店を発掘するために複数のお店に行くにしても、

特に１つ気に入った店舗を見つけるとその店に定着するケースが多くなります。

そのような店は大抵は雰囲気が良かったり居心地が良い・メニューにも工夫があったり

清潔感がある等、女性に好かれる為の何かしらの要素があります。

また女性間のネットワークは男性よりも遥かに早いものです。気に入ったお店はすぐに

仲の良い女性の間で話が広まります。まして今ではネットやSNSの時代。その波及スピードは

以前よりも増している事でしょう。

また更に１つ言える事は、女性客に好かれるお店は男性客にも支持されるケースが多いもの

ですが、逆に男性客に好かれるお店が女性客にも好かれるかと言えば必ずしもそうではない

という事。特に男性の場合は飲食店で言えば手軽に食べれるかどうか・ボリューム・味

・利便性・すぐに入れるかどうか、といった要素が先行しやすいものの、それがそのまま女性に

当てはまるかと言えばそうではありません。女性客が受け入れるお店は一言で言えば

「安心できるお店」。当然にそのようなお店は男性が入っても居心地が良いのです。

女性に好かれるお店のポイントは？

それでは女性に好かれるお店のポイントはどのような事が挙げられるでしょうか。

幾つか挙げてみます。

雰囲気が良いお店は女性に好かれる傾向があります。オシャレな外観であったり隠れ家的

なお店・設備やインテリアに拘りがある店舗・センスの良い内装・生歌や生演奏が聞ける店など、

一般的なチェーン店にはない雰囲気を女性が選ぶ傾向はあります。特に同性とだけでなく、

異性とのデート等でも男性が雰囲気の良いお店を選ぶと雰囲気も高まるでしょう。

男性には気づきにくいちょっとした気遣いが女性の好みを左右するケースは多いもの。

例えばメニューにも詳細にカロリーや食材表示がなされていたり、サラダメニュー等ヘルシー

な食材が多い・使用している椅子やテーブルも疲れにくい高さ・デザートのチョイス等も女性

好みのものが用意してあるといったように女性に配慮してあるお店という事をさりげなく

感じさせるお店は女性客にも受け入れられやすいと言えるでしょう。

これはどの飲食店でも注意している事かと思いますが、やはり清潔感には十分に配慮する

必要があります。特に汚れやすかったり注目を集めやすいトイレ・厨房・食器・テーブルなど

見られていないような箇所でも意外とチェックされているものであり、またクリンネスが徹底

されている店もやはり安心できる居心地の良いお店という事が言えます。

お店にも流行やトレンド感のあるお店は女性から人気が出やすいと言えます。

男性には分かりやす過ぎると思う事でも、女性にとっては嬉しいと感じるような空間や

シチュエーションがあるかと思います。オシャレなフレンチやイタリアン・トレンドを感じ

させる外観・テレビ等で頻繁に紹介される店舗・今話題のメニューなど、その時の「旬」を

意識しておく事は女性客の取り込みには必要な要素です。

これも商売であれば当たり前と言えばそうなのですが、やはり女性にとってはその店舗に

どのような従業員スタッフが働いているのかといった点も気になる人がいます。

マメな男性が女性からモテる事が多いように、スタッフが事務的な対応ではなくどれだけその

顧客を配慮した対応ができるかどうかは重要な要素です。店舗やメニューだけでなく、接客対応も

店を判断する大切な要素になります。

飲食店の中には椅子にまで細かくこだわる店舗は少ないかもしれませんが、特に長居をする

ようなバーやカフェのような業態では、イスに拘りを持つ店舗は多いものです。

店舗にいる時間の中で顧客が常に密着しているのは当然に椅子です。椅子の座り心地＝その店

での居心地の良さにもそのまま直結します。イスの高さや材質・テーブルとのバランスなどは

意外に重要な要素です。わざわざオーダーメイドで作らせている店舗もある事でしょう。

その他にも照明の明るさやメニューの分かりやすさ等、ちょっとした配慮にも気を付けたい所です。

個室は店舗面積に応じて設置するのが難しい店舗もあるかもしれませんが、できれば個室を

幾つかは確保しておきたい所。女性と言うと大勢でのおしゃべりが好きとか、賑やかなイメージ

を持つ人もいるかと思いますし、実際にそのような女性もいるかと思いますが、それでも個室

がある店と無い店の差は大きいものです。個室であれば周囲を気にする事なく存分にお話し

が出来ますし、ゆっくりとその場を楽しむ事ができます。周囲が騒々しくて無理に大声で話さ

なければならないといった事も少ないでしょう。特にカップル客が多い店では個室の確保は

必須です。

先ほどにも少し触れましたが、飲食店であればやはり女性はどのくらいのカロリーがあるか

・どのような食材を使用しているかといった事は気になる要素の１つです。本音で言えば

脂っこいものが食べたい時でも、カロリー等を考えると油ものを控える・高脂肪のものは

控えるといったように、使用する食材やボリューム・味付けには十分に配慮する必要があります。

これは男性でも同じことが言えますが、やはり価格も重要な要素です。特に女性は価格と

提供される商品の釣り合いが取れたものがどうかといった審査は、恐らく男性よりも少々厳しめ

かと思います。

また例えばデートシーン等においても、男性にあまりにも安いお店に連れて行かれると、

連れて行った安い店＝その女性の価値であるかのように感じてしまう女性も中にはいるようです。

自分の事を大切に考えてくれているかどうかを判断する要素の中には、やはり価格も含まれる

と考えておいて良いのかもしれません。

 

幾つか女性に好かれるお店について挙げてみました。

女性によっても好みは千差万別ですし必ずしも上記に当てはまるとは限りませんが、

それでも女性に好かれる要素には一定の共通した条件があるようにも思います。

自店それぞれに合った「ウケる要素」を見つけて、多くの女性客に来店してもらいたい

ものですね。今回は女性客に好かれるお店のポイントについて挙げてみました。