独立・起業をするメリットとは?

ネクタイをしめる男性

今回は独立・起業する事のメリットについて挙げてみたいと思います。

独立・起業をするという事は人によっては決心・覚悟のいる事です。

会社に雇用されている人であればその会社を辞める必要があるでしょうし、いまの立場を蹴って独立をするという人もいる事でしょう。
一般的なイメージとしても、独立・起業というのは「厳しい」「大変」といったイメージが定着しているようです。

ですがそれだけに独立から得られるメリットも大きいもの。
今回は独立起業をする事で得られるメリットについて考えてみます。

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独立・起業に対しての価値観の変化

昔は独立・起業と言えばその目的は誰しも同じような目的意識を持って独立をしたものでした。

「お金持ちになりたい」「人よりも良い暮らしがしたい」「家族を養っていく為に…」といったように、むしろ必要に迫られて独立を志した人も多かったと思います。
もちろん今でもそのような目的で独立をする人も多くいるでしょう。

 

しかし近年では独立に対してのハードルが下がった事もあり、その目的意識が別の所にある人も増えているように思います。

自分が作ったサービスを世に普及させたい・人の役に立ちたい・好きな事を仕事にする・人生を豊かにしたいといったように、社会の枠に捉われず自由な発想で自分の仕事をするという人も多くなっているように思います。
徐々に労働の原点・本質に近づいているようにも感じます。

会社に雇用されている状態で自分のやりたい事ができるのであれば良いですが、やはり組織にいるとなるとそれなりに制約も出てくるでしょう。
あえて独立という道を選択する事で、今まで見えなかったメリットが見えてくる事があります。

独立・起業する事のメリットとは?

女性二人の写真

それでは独立起業をする上でのメリットとはどのような事が挙げられるでしょうか。
幾つか挙げてみます。

 

やりたい事をやれる

やはり独立開業と言えば、自分のやりたい事を自由にやれるという事が挙げられます。

会社組織であれば上下関係・立場の違い・社歴など多くの要素が絡み合い、社内で自分がやりたい事があったとしてもそれが実現できるとは限りません。
もし提案をしようにしても上司の決裁を仰ぎ、会議にかけられ、結果的にNGが出ればその仕事に携わる事さえ出来ないでしょう。

独立・起業をすれば自分のやりたいように事業を行う事が出来ます。
これが一番のメリットと言えるでしょう。
もちろん自由度が高いという事はその分責任が伴いますが、やはり自分が実現したい仕事やサービスを形にできるという事は独立する上での喜びでもあります。

 

努力をした分の成果が出る

会社の給与形態にもよりますが、会社員の場合には一般的には毎月定額の給与を受け取る事が普通です。
歩合等が付かない限り、どんなに良い成績を残したとしても、それが給与に反映される事も少ないでしょう。

ですが独立をした場合、その努力した成果は報酬として自分に全て跳ね返ってきます。
もちろん努力をすれば必ず結果に結びつくとは限りませんが、それでも日々自分の店や会社の事を考え、その改善を行動に移していけば、何かしらの成果に結び付きます。

努力をした結果が全て自分に反映されるのは独立の醍醐味(メリット)の1つとも言えます。

 

定年がない

会社勤めであれば一般的には60~65歳くらいに定年を迎える事が多いかと思います。
もちろん今であれば70歳以降も元気な人が多いので、定年以降も新たに仕事を始める人もいますが、現実的には希望通りの仕事が見つからないという人も多いようです。

その点、独立・起業をすれば定年はありません。60~70歳になっても商売を続けている人もいますし、後継者に仕事を教える事もできます。
自分が続けたいだけ事業を続けられるのも独立のメリットと言えるでしょう。

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周囲からのストレスが少ない

独立をするとストレスからも解放されやすくなります。

会社勤めの方々は慣れてしまっていて気づかない事もあるかもしれませんが、会社に雇用されるという事は小さなストレスが日々積み重なっています。
朝・夕の満員電車・上司への気遣い・周囲との人間関係・サービス残業・イジメ・パワハラ・リストラ等、多くのストレス要因が存在します。

その点、独立起業をすればそのようなストレスからは解放されやすくなります。
会社内のような面倒な人間関係もなければ上司への気遣いも必要ありません。また自分がトップなので会社内特有のパワハラやいじめといったものからも解放される事でしょう。

ですが別の類のストレスを抱える可能性はあります。
例えば売り上げが思うように上がらなければ悩みの種となりますし、会社内のような人間関係は無くとも顧客や同業者との付き合い等は発生する可能性はあります。
自由度が高いのは独立のメリットとも言えますが、完全にストレスから解放されるのは難しいと言えます。

 

事業を継承できる

事業継承ができる事も独立起業のメリットと言えます。
会社勤めであれば自分が行っている仕事を子供に教える事はできても、事業自体を継承させる事は出来ません。
また事業継承と言うと会社をそのまま引き継ぐようなイメージもありますが、それだけでなく財産や地位・権利や会社のポストなどを継承させる事もできます。

特に中小の企業では経営者のセンスや能力が会社の強みとなっているケースが多く、このように事業継承を求める事も少なくありません。
また継承者には経営者の子供を思い浮かべる人も多いかと思いますが、それ以外にも自社の従業員に事業を引き継がせたり、M&Aで継承を検討しても良い訳です。

このように自分が長年携わってきた大切な事業を、継承させる事ができるのも独立のメリットと言う事が言えます。

 

人生勉強になる

会社勤めでの仕事を否定するつもりはありませんが、通常であれば会社内の仕事というのは分業化されています。
総務・人事・営業・経理・企画・マーケティング等、様々なセクションの仕事が、1人1人に割り振られている訳です。

その点、独立をすると、極端に言えば上記を全て自分でこなしていく事になります。

自分がやりたい仕事だけをやっていれば良い訳ではなく、収入の申告や人の雇用・営業から接客まで、自分で考えてこれらをこなすようになります。
そのため独立をするといかに自分がぬるま湯に浸かっていたかを感じる事も多いかと思います。

スキルだけではなく、人間的にもひと回り大きくなれるのも独立のメリットの1つと言えます。

 

時間束縛の解放

会社勤めである場合には、中には無駄とも言える時間が存在する事に気付きます。

通勤時の電車の時間・仕事の効率に関わらず定時という勤怠・サービス残業・上司との飲み・人間関係等、不要とも思える時間をいかに多く消費させられているかが分かります。

人には色々な価値観がありますが、個人的には一番大事な要素はやはり「時間」です。
時間だけは有限なものであり、いくらお金を積んでも基本的に時間を買う事は出来ません。

その点で言っても、独立をすると時間的な束縛から解放されます。
会社勤め時代と異なり、どの時間帯にどのように過ごすかは自分の自由です。
例えば店をやっていても営業時間や定休日もオーナーが自由に決定できます。
時間的な自由を得られるのも独立のメリットと言えるでしょう。

 

ただし逆を言えばその貴重な時間の使い方を決めるのも自分次第です。
起床してから、1日をどのように過ごすかで事業の方向性が大きく変わる事もあります。

独立は自由度が高い反面、自分なりに選択や決断を迫られるシーンが多くなります。

 

まとめ

幾つか独立・起業をする上でのメリットを挙げてみました。

上記に挙げた他にも、独立をすると幾つかのメリットがあります。

一般的にいえば独立と言うと苦しい・厳しいといったイメージが先行しがちですが、逆に独立してみる事で今まで気づかなかった利点に気付く事も多くあります。

また現代は昔と比べても自分が描く構想やイメージを実現化しやすい時代です。

自分の中にやりたい事があるのであれば、既存の枠に捉われずに思い切って独立をする事を検討してみても良いかもしれませんね。

今回は独立のメリットについて挙げてみました。

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